期間工から正社員になるには? デンソー正社員登用試験から考えてみた

企業分析

「お金を貯めて起業するため」「人生をやり直すため」「特に何も考えてない」等ゞ、期間工になる理由は様々ですが、期間工になる理由の一つには「大企業の正社員になりたい」というものがあります。

期間工から大企業の正社員になるメリットとしては

  • 生活が安定する
  • 福利厚生を受けられる
  • 中長期的に収入がアップする
  • モテる
  • 社会的な信用が得られる

などがあり、誰でも知っている企業の正社員になり人生逆転のチャンスが掴めるというのは、期間工をやる上での大きなメリットの一つと言えるでしょう。

では実際に正社員登用試験に合格しているのはどのような人なのか?どのようにして受かったのか?

デンソー正社員登用試験を軸に考えていこうと思います。

デンソーに関する情報から考えていきますが同じ製造業、自動車関係、トヨタ系列なら通ずるものがあり、応用が効き参考になるのではないかと思います。

デンソー正社員登用 正社員登用試験に受かる人は4パターン

筆者が見てきたなかで正社員になる人は4パターンいると思ったので、受かる確率が高い人から順に紹介しようと思います。

正社員登用試験で受かる人1. コネがある人

ぶっちぎりで多いのがこのパターン。

部長、工場長などお偉いさんの家族、親戚はまず間違いなく受かります。親族ではなくてもお偉いさんと関係があり、お偉いさんの推薦がある場合は圧倒的に受かりやすいです。平社員でも親がデンソーで働いてる場合などは優遇してくれます。

このパターンの場合は班長が受からせるためにアドバイスや推薦を積極的にしてくれるので、受験者本人のやる気や能力がなくても合格の最低水準には持っていってくれます。

デンソーに限らずアイシンでもそうでしたが、自動車業界は古い体質がまだまだ残っており、実力主義とは言えません。お偉いさんの関係者だから、身内の親族だから、というだけで受かる事例はたくさんあります。

正社員登用試験で受かる人2. 美人

いわゆる顔採用というヤツです。女性の場合は特に、男性の場合でもルックスが良いのは採用の上で大きなメリットになります。これに関しては他の業界でも同じですね。

美人だと何が得かというと、職場のオジ様が過保護なくらい積極的にサポートしてくれます。後述しますが登用試験に受かりたいなら社員のサポートは必須です。美人だとこのサポートを班長や係長などを含め職場全体で行ってくれるのでさらに加点されるという訳です。愛嬌を振り撒き「女」を武器として使うのは強力な手段といえます。

正社員登用試験で受かる人3. 純粋に頑張った人

志願者
志願者

俺にはコネもルックスも無い、オワッタ・・・

安心して下さい。努力で合格を勝ち取った人ももちろんいます。30代、40代でも改善提案を出したり資格を取ってアピールして登用された人はいます。

正社員登用試験で受かる人4. 運が良かった人

時期によっては会社が正社員を積極的に登用してることがあります。2010年代後半のアイシンAW(現アイシン)がそうでした。この時期のアイシンAWは体が動いて意思疎通できる人なら誰でも正社員になれて、入社から半年で登用試験を受けて合格する人はザラにいました。製造業は波があるので、このように正社員登用枠を拡大している企業で登用試験を受験するのは大事な戦略ですね。

デンソー正社員登用 正社員登用試験合格者の行動

次は登用試験に受かった人達がどのようにして受かったかをみていこうと思います。

デンソー正社員登用 合否の判断は工場長が決めるので工場長に認知されるように働きかける

デンソーの場合、正社員にするかどうかを決めるのは工場長のさじ加減によるところが大きいです。

工場長が採用の権限を持っているので工場長に認知され、認めて貰えるようにすることが大事です。「コネ」を自分から作りにいくといった感じでしょうか。

職場の推薦を貰う

工場長に気に入られるようにするといっても、基本的に期間工が工場長と接点を持つ機会は少ないです。なのでどのようにして認知して貰うかというと、職場の推薦を貰うことです。

デンソーの階級は次のようになっています。

平社員<チームリーダー<班長<係長<課長<工場長<部長

例えばA君が登用試験を受験すると、工場長は課長にA君の評価を聞きます。

そして課長はA君の評価を確かめるために係長、班長にA君の仕事振りを聞きます。

係長や班長は自身のA君に対する評価やチームリーダー、平社員間の評価を課長に伝えます。

そして課長は工場長にA君の評価を伝え、工場長は職場でのA君の働きを知ります。勿論工場長が班長や係長に直接聞くこともあるでしょう。このように下の階級に降りていってA君の評価を確かめるのです。

なので工場長に認めて貰うには、班長や係長から評価されていて推薦するに足る人物だと思われていることが大事です。仕事は勿論行事に参加して積極性をアピールしたり、コミュニケーションを取って人間関係を円滑に築くことができる人間だと評価して貰えることが大事です。

行事に積極的に参加して露出を増やす

工場長に認知されるためには積極的に行事に参加して顔を覚えてもらうことも大事です。運動会や飲み会などの会社の行事には積極的に参加しましょう。係長や班長からの評価も上がります。今はコロナのため様々な行事は中止されていますが、参加できるイベントは参加して顔を売っていくことは非常に大事です。

デンソー正社員登用 資格を取ったり改善提案を提出して客観的な評価を得る

ここまでは工場長から認知して貰う方法を述べましたが、職場の評価や顔を売って気に入られるかどうかは相手の主観による部分が大きく、結局他人の評価なんてあてにならないので合格を掴む上では戦略的に弱いですよね。

なのでここからは具体的で客観性のある方法を述べていこうと思います。

「改善提案」を提出する 改善提案には社員の協力が不可欠

「改善提案」というのは「自分が業務を改善して生産性や安全性を上げたこと」を紙に書いて提出するものです。

改善提案はポイント性で優秀さに応じて点数がつけられます。この改善提案はポイントで目に見えるのでポイントの合計量が多いほど積極的に改善提案を提出していることが図れます。

この改善提案を書く上で最も大事なことは社員の協力を得ることです。

改善を行う場合、期間工では職権や技能上、加工等の部分でどうしてもできないところが発生してしまうので社員に手伝ってもらわなくてはなりません。また改善提案は少なくとも100枚は提出した方が良いと言われているのですが、100個の改善内容を自分で探して見つけるのは難しいので社員から改善提案を貰う必要が出てきます。

改善提案を書くにも、職場から評価されるにも、コミュニケーションを上手く取れるかどうかは試験を突破する上で必須スキルになりますね。

資格を取る 過去の努力を未来につなげることをアピールする

資格は基本的に勉強して努力しないと取れません。資格を取得したということは努力の証明になるのでなるべく上位の資格を取得して自分は他の受験者より努力してきたことを示し、ライバルと差別化しておきたいところです。

例えば、正社員試験を受ける上でお勧めされる代表的な資格はQC検定です。

QC検定は品質管理検定と言い、工場での問題解決を行う上での知識を問うものです。

正社員登用試験の受験で推奨されるのはQC検定の3級です。

4級は勉強しなくても勘と常識だけで合格でき、3級は参考書を1冊軽く勉強するだけで取得できます。2級以降は付け焼き刃では対処できないのでそれなりに本腰を入れて勉強しなくてはなりません。2級を取得していると登用試験時に大きく評価されライバルを引き離すことができるので2級は取っておきたいところですね。

資格をアピールする時に大事なことは、取った資格を正社員になってどう活かしていくかを説明することです。

頑張って危険物乙4類を取りました

ではなく

私の職場ではガソリンを扱うので、正社員になってすぐに活躍できるように4類を取得しておきました

という様に危険物乙4類を取得したという「過去の努力」を正社員になったときの「未来」にどう活かすかを説明できれば、正社員になった後のビジョンを見据えて努力してきたと捉えられるので評価されるでしょう。

デンソー正社員登用試験でアピールするならワード・エクセルの資格で攻める

デンソーは、というか工場の正社員はまともにワード・エクセルが使える人はかなり少ないです。班長以上になると事務作業も入ってくるのでパソコンの知識が必要になってきますが、簡単な事務作業でも膨大な時間をかけて処理したりしています。しかし教育のカリキュラムにないのか、嫌いなのかは不明ですが正社員のパソコンのスキルは低いままです。

「パソコンを使える人が必要」なのに「パソコンを使える人が少ない」という

「需要」と「供給」の穴が存在するので

筆者ならこの穴を攻めます。

中途採用は即戦力として期待されるのでこのパソコンスキルという穴を埋めて、事務作業もできる現場作業員であることをアピールできれば、会社に取って必要な人材として重宝されるのではないかと考えます。

SPIで高得点をとる

SPIは国語と算数のテストで、マークシート形式です。

私が見てきた合格者に、職場の推薦がないのにも関わらず、SPIで高得点を叩き出して合格を掴みとった方がいました。SPIは志願者間で点数化でき、唯一順位を明確に付けられるものなので採用側も知能指数や努力指数を判断しやすいです。SPIは傾向があり、何回も問題を解いて対策を練っていれば高得点が狙えるので、早い段階で取り組み、試験慣れしておくことが重要です。

まとめ 期間工から正社員になる人のタイプと行動

期間工から正社員になる人には4種類いました。

  1. コネがある人
  2. 美人
  3. 純粋に頑張った人
  4. 運が良かった人

1、2のパターンはどうしようもないですが3、4ならなんとかなりそうですね。

4の「運が良かった人」になるためには求人を見比べて積極的に社員登用を行なっている会社を探せばある程度は絞り込めそうです。

例えばブリヂストンは公式で

94%正社員に受かっちゃってます!

と公言してますからね。

正社員に関して何も書いてない企業よりブリヂストンみたいにはっきり公言している企業に入る方が正社員になりやすく、モチベーションも維持できて精神衛生上良いので、「正社員登用を積極的にアピールしている企業に入社する」のは「正社員になるという目的達成の確率を上げる」のに非常に重要な選択だといえます。

Q:期間工から正社員になるには?

A:正社員登用に積極的な企業に入る


次に受かった人の行動についてです。

  • 工場長(合否を決める人)に認知して貰う
  • 職場の推薦、協力を貰う
  • 行事に参加して自分を露出する

この辺りは人間力ですね。筆記試験で上位に入るとか英語がペラペラみたいな他にない才能を持ってない限りは基本的に独力で社員になるのはかなり難しいです。人間力に関しては性格が関わってくるのでどうしようもない部分がありますが、試験に受かるまではフリでもいいのでコミュニケーションを取って周りに助けてもらいながら上手く立ち回る必要がありますね。

  • 数字化できるような客観的な評価を獲得しておく
  • 例:改善提案を沢山提出する
  • 例:資格を取る
  • 例:SPIで高得点を取る

改善提案に関しては社員の協力が必要なのでここでも人間力は要りますね。資格に関してですが「社員になって活躍するために必要だから取った」ことをアピールすることが重要です。今はQCサークル(品質管理の実践版)などが停止しているのでQC検定の取得をサークル活動の代替策として、今後の品質管理の活動に活かせるようにしました、物流課だから期間工の時にフォークリフト免許を取得してフォークリフトの運転できる様にしておきました、という感じですね。過去の努力と未来を繋げることが大事です。

Q.期間工から正社員になるには?

A.人間力を発揮して職場の方達とコミニュケーションをとる

A.改善提案や資格のように数字化できるような客観的な評価を獲得しておく

今回は期間工から正社員になる人の特徴と行動を大まかに分析してみました。

次回はさらに踏み込んで「デンソーの正社員登用」を分析してみようと思います↓↓。

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