全ての受け入れ教育を終えたホスト仲本、現場配属初日を迎える

アイシン期間工:現場配属1日目
受け入れ教育が終わり、次の日から現場で仕事が始まります。
配属初日はさすがに寝坊するわけにはいかないので、早起きして大浴場にいき、眠気を飛ばします。
始業時間の20分前には西尾工場の現場に着くように出発。
物流の待機場に行き、誰も知り合いがいないなかで隅っこの方で始業時間まで待ちます。物流課に新しく配属されたのは私だけでした。職場の人数は片番で20人くらい。女性は一人もいませんでした。

女の子一人もいない・・・
この時点で、私の「職場でおち◯ぽライフ」を送るという野望は潰えました。
工場はキツくて楽しくないところ、という認識だったので女の子と過ごす事を唯一の楽しみにしていたのに、これでは女性が多いと言われるアイシンを志望した意味がありません。しかし落ち込んでいても仕様が無いので、せめて楽な工程につかせてくれることを願いました。
アイシンの場合、女性は電子部品を作っているところに偏っています。工場でいえば半田市にある半田電子工場です。アイシンは面接で希望地は選べないので、私のように女性の少ない職場に配属される可能性は十分あるでしょう。
その代わり?西尾工場はブラジル人が多いです。工員の1〜2割はブラジル人(日系ブラジル人が多い)で、派遣会社がブラジル人専用のバスで毎日送迎しています。工場内の看板や標識もポルトガル語で書かれていたりします。地球の裏側から派遣してくるって派遣のレベル超えてるだろ、と思いましたが旅費とか差し引いても利益があるんでしょうね。どのくらい搾取しているのでしょうか?今はブラジル人も定住者だけで人数は減りましたが、コロナがおさまればまた増えてくるかもしれませんね。
始業時間になり職長や班長が登場、
朝礼を始めます。当日の仕事内容や進捗状況を説明し、ひと段落つくと私の名前が呼ばれ自己紹介するように言われました。皆の前に出て自己紹介を始めます。

希代の期間工、仲本です!いっ一生懸命頑張るので宜しくお願いします!

・・・

パチパチっ・・

・・・

うわっ歓迎されてないな・・・
たぶん派遣・期間工経験者ならわかると思いますが基本的に最初は歓迎されません。「どうせお前すぐやめるんだろ?」「よそ者が来た。」みたいな雰囲気で迎えられることが多いでしょう。期間工をやるなら新入社員のように優しく扱われることは期待しない方がいいです。

「パチパチっ・・」じゃねんだよ、歓迎してなくても拍手ぐらいやれや!タヒね!!
と思いましたが、しょっちゅう人が入れ替わる職場ならこういう風になってしまうのも仕方が無いのかもしれませんね。まぁ期待もしてなかったし気にせずやり過ごします。
アイシン期間工:配属工程はB地区
朝礼が終わり皆がそれぞれ持ち場へ行くと、残った私は職長と共に待機場に戻り書類や作業で使う備品を受け取りました。
軽く雑談した後それぞれの作業者が受け持つ作業場を案内してもらって作業内容を見学していきます。物流は広い範囲を一人で受け持つパターンが多く、人と関わるケースが少ないので皆黙々と作業しています。
物流は大きく分けると3種類あって、フォークリフトを使う工程、エレカという室内用の車で運搬する工程、台車でひたすら手押しで物を運ぶ工程があります。もちろんそれぞれが組み合わさった工程もあります。フォークリフト系とエレカ系は乗り物に乗っている間は休めるので体力的には楽ですが、事故や災害を起こす可能性があるのでリスクは高いです。自動車系の会社は車による事故には口うるさいのでやらかすとかなり叱られます。一方で台車でひたすら手押しするパターンは事故や災害のリスクは低いですが歩き続けなければならないのと、部品を一日中持ち上げたり降ろしたりしなければならないので体力はかなり使います。
一通りの案内が終わると待機場に戻り、私の工程が言い渡されました。

お前、ビーチクな

びーちく?

おう!ビー地区だ

あ、B地区ですね
B地区の物流は以前受け持っていた期間工がいなくなって欠員状態だったため、班長や社員が穴埋めしていた工程です。内容はひたすら台車を手押しして各部署に部品を供給する仕事です。という訳で私はめでたくB地区工程に配属となりました。
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